STD Nyokki's Lab Ⅴ

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電子工作、バイク、パソコンを中心に記事を掲載しています。個人の日記代わりのブログです・・・

プラズマスピーカーの回路図や原理や作り方

本ブログを参考・引用し、万が一損害が発生した場合、一切の責任を負いません。


原理について
そもそもフライバックトランスは、CRTモニター(ブラウン管)などで使われている部品です。
CRTモニターなどの電子・・・詳しいことはwikiで見てください←よく分からないだけw

音というのは、空気を振動させて伝わっていきます。
そもそも、空気を振動させるために人間は声を出します。→声帯を振動させている。
それと同じように、放電の強弱によって空気を振動させています。

・プラズマスピーカーで音を高くする場合

低い             音              高い
←ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー→
発振周波数を下げる              発振周波数を上げる

普通のスピーカーと何ら変わりません、振動数を高くすれば音が高くなります。
例)紙を口に当てて、低い音と高い音を出した時に高いときのほうが振動しているはずです。(わかりにくい)



・プラズマスピーカーで音をでかくする場合
小さい             音            大きい
←ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー→
放電距離を短くする              放電距離を長くする



ちなみに、FBTの出力電圧は場合によりますが、30kV〜90kVだそうです。
気をつけてください、触れたら危ないですよw(手袋の上から触ったことがありますが、クラッときました笑
※FBTの放電部分に触る際は、必ず残っている電荷を抜いてください。



使用器具
・改造パソコン用ATX電源
→手軽に数十Aの容量の電源を作成できます。ハードオフなどに500円ぐらいで売ってますからね。
→改造の仕方はネットに載ってますよ〜今度紹介もしたいと思います。
IMG_2527
・高耐圧のFETこちらは、仕様が合えばなんでもおkです。
IMG_2516

・回路(下に回路ず貼っておきます。)
IMG_2526

・安定化電源その2
→こちらは回路を駆動するための電源です。(回路内にレギュレータ突っ込めばよかったんですがね・・・)
・FBT(巻き数は30~40ぐらいだった気がします。0.5mmのポリウレタンを使用)
・放熱板
→ものによりますが、結構発熱するものはやけどレベルでするのでおっきいのがあると便利です。
・オーディオプレイヤー
→安いのにしたほうがいいですよ、私は以前にiPhoneがお逝きになりました。


駆動風景





回路図について
→アトリエペンギンさんを参考にさせていただいています。
特にいらない部品は省き、詳細がなかった部品を載せています。
アトリエペンギンさんが書いていましたが、オーディオ信号の絶対値設定オーディオ信号のオフセット設定は基本入りませんが別回路で駆動する際に便利ですので、つけておくことをお勧めします。
この回路は調整がしやすいです。
コンパレート後にドライバicを抜きましたが、これはfetのオン抵抗が低いので抜きました。
(※回路図が汚いのはご了承ください。)
plasma speaker


こちらの回路は、555を使った簡単なプラズマスピーカーを作れる回路です。
555を使う場合、オーディオ信号をあらかじめオペアンプ等で増幅しておくと良いです。
Plasma Speaker 2

この他にもたくさんの回路がネット上には転がっているので是非ぜひいろいろな回路を試してみてみてください。



トラブルシューティング
・放電しない。
→電源は接続されていますか?
三角波発生回路部分の半固定抵抗の調整を行ってください。
→電源容量は足りていますか?

・熱がひどい。
→放熱板はつけていますか?
三角波のオフセット電圧を調節してください。
→スイッチング時間が長すぎませんか?
→長時間使用していませんか?

・途切れ途切れになる。
三角波の調整をしてください。
→電源容量は足りていますか?
→コンパレータの出力チェックをしてください。
→FETが破損していませんか?
→オーディオ信号はしっかり増幅されていますか?

・音楽が聞こえてこない。
→オーディオ信号の調整をしてください。
→8bit音源で試してみてください。
→発振周波数が高すぎませんか?
→各回路のオフセットレベルの調整をしてください。
→回路に電磁シールドを施すことも考えてください。
→FETのゲートと回路側の出力の物理的距離を短くしてみてください。

・プラズマスピーカー動作中にいろいろな機器がおかしな動きをする。
→電磁波の影響です。
→コンセントアースの場合、そこからノイズが乗る場合があります。

・音を大きくしたいのですが
→放電距離を長くしてください。
→発振周波数をある程度下げてください。場合によってはあげてください。

・音にさーっというノイズが乗るのですが
→仕様です。

・低音があまり出ない
→仕様です。
→LPFを使用してサラウンド計画を試しています。

・FBTはどうやって手に入れましたか?
→落ちていたブラウン管テレビを分解しました。