以前から、クイックシフターに興味があったのですが、買おうにもなかなか値段が高いのです。(10万円前後)
Q.そもそも、クイックシフター(オートシフター)とは?
バイクの変速機構には・・・
簡単に言うと、クラッチを使わずにシフトアップ、シフトダウンを行う制御部品です。
しかしながら、人間クイックシフターなるもの、クイックシフトをすることが可能です。
アクセル開ける→シフトチェンジ手前でアクセルを急激に戻す(一瞬)→シフトアップ→アクセルを開ける
この動作を瞬時に行えば、簡単にクイックシフトが可能です。
しかしながら、この方法にはエンジンが高回転時でなければ、アクセルのすばやい動作ができないので難しいです。
そこで、レースなどで使われているのがクイックシフターというシステムです。
Q.そもそも、なぜクイックシフターを使うかというと
クラッチをつなぐ間におきるタイムロス(加速ロス、回転数の低下)を少しでもなくすためです。
最近のバイクはインジェクションシステムが主流で、インジェクション側のコンピュータ信号にクイックシフターが介入し信号をいじるのが主流ですが・・・
そんな高等技術は、ぼくにはできないので(バイクを壊したくないので)
キャブレター車両のクイックシフターを作成したいと思います。
Q.ではどのようにして、クラッチを使わずに変速するのか
簡単です、クラッチと同じ動作をさせればいいのです。
Q.ではクラッチはエンジンにどんなことをしているのか
簡単にいうと、エンジンの動力をタイヤに伝えているんですね。
詳しくはこちらのホンダさんをご覧ください。
http://www.honda.co.jp/study-motor/contents/clutch/kantan-page/
と
http://www.honda.co.jp/study-motor/contents/clutch/syousai-page/(詳細)
ということは、エンジンからタイヤへ動力を伝えなければいいんだということになります。
ということで、最近のバイクはシフトアップの直前にエンジンの点火をきっているのです!
先ほど言った、クイックシフトの仕組みは、アクセルを一瞬戻すことで変速機にかかるトルクをなくしています。
でも、点火を一瞬切っただけじゃ、トルクが発生しないことはないような??
結論、点火を切ればいいのです(一瞬)
ということで、点火を切ります。
→どうやって?
そこで、考えました。
1.CDIからの信号をトランジスタ等の半導体部品でスイッチングする。
2.イグニッションコイルの高電圧信号をリレーでスイッチングする。
を考えたのですが、よくよく考えると2は高電圧なのでリレーの極板間隔だとそこで放電して意味がない。。。
そこで1を検討中。
※長時間のオンスイッチングを続けていると、発熱がひどいことをすっかり忘れてました・・・
そのため、自作でよくある、リレー式に変更ですね・・・
Q.では、そのスイッチングするタイミングはどうするか?
念じます。
市販・レースのクイックシフター同様、シフトロッド付近、または間にセンサーを仕込みます。
シフトロッドの上のほうについている赤いのがセンサーです。
踏み込むと、中に入ってるスイッチが押されて反応する仕組みですね。
しかしながら、このセンサーの自作は結構難しいので苦戦しますね・・・
とにもかくにも、試作品はできているのでのちのち紹介しますね。
では。